ペルシャ絨毯の産地 TABRIZ

TABRIZ <タブリーズ>
コーカサス山系の南、標高1360mの高原に位置し、古くから東西交易の中継地として栄えました。タブリーズ絨毯は 3世紀ササン朝ペルシャに始まり、16世紀サファヴィー朝時代に最盛期を迎えます。また19世紀にはイラン商業の中心地として、輸出用絨毯を生産、産業復興を牽引します。ヨーロッパ市場を意識して、幅広いデザインがなされています。またトルコとの繋がりもあり、早期より様々なチャレンジが行われ、結果五大産地の中で最も安定的に生産されている中心的な産地となりました。

タブリーズの職人はすべて男性であり、織り道具にナイフの先にかぎ針のついたような物を使っているのが他にはない特徴です。この手法で作業は早く進み、緻密で整然とした絨毯を織ることが出来るのです。
現在のタブリーズ絨毯は「べナム柄」と呼ばれる王朝風の華やかな文様や「マヒ」(小魚紋様)という伝統的なデザインが代表的です。

ベナム文様

 

マヒ文様

またピクトリアル(絵画絨毯)の産地でもあり、風景、動植物などあらゆるモチーフを題材に織られています。

ピクトリアル

ピクトリアル

ペルシャンパレスではピクトリアル絨毯のオーダーメイド作成を承ります。

お気に入りの風景、自画像、愛犬・愛猫など、お写真を元に作成いたします。ぜひお問い合わせください。

絨毯についてのお問い合わせ – ペルシャンパレス|マスウド・ソバハニ (sobhani.jp)