ペルシャ絨毯の魅力について アンティーク編

ペルシャ絨毯の魅力 アンティーク

ペルシャ絨毯の魅力のひとつに長く使い込むほどに艶を増し味わい深い色を帯びることを書きました。

熟練の職人の腕によって丁寧に手織りされたペルシャ絨毯は長い時を経ても美しく、人々を魅了します。大切に扱われ、人の手から手へと渡り、現代の人々の心をも掴むのです。

1934年、アンティークとは「製造された時点から100年以上を経過した手工芸品・工芸品・美術品」とアメリカが通商関税法に定義しました。それによりさまざまな工芸品や美術品の「アンティーク」の世界標準となりました。欧米では100年に満たないものを「ヴィンテージ」「ジャンク」などと呼び、アンティークとは区別しています。国により年数の若干のずれや呼称の違いがあるようです。

定義される以前より、手織り絨毯も年数を経たものをアンティークと呼んでおり、製造された当時よりも価値の高いものも多くあります。なかでも80年を経過したものはセミアンティーク、50年を経たものオールドと呼ぶこともあります。

現代まで残るアンティーク絨毯は、もともとの作りがよく、経年変化によりなんとも言えない味わいが出ているのが大きな魅力です。長い年月を経た風格あるアンティーク・オールドのペルシャ絨毯は、多くの美術館や博物館などに収蔵されています。

「ものを大事に使い、長い時間を共に過ごす」ことに喜びを感じ、その結果生じる劣化を楽しむ心はどんな国や時代にも、共通の美意識があります。そんな経年変化の様子を楽しむことも一つの価値となることでしょう。

ペルシャンパレスでは長くお使いの絨毯の補修・メンテナンスも承っております。こちらよりお気軽にお問合せください

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